ホセのベースの部屋


メーカー:Musicman
モデル:stingray1979
改造点:low-d tuner、Jim Dunlop フレット打ち直し

学生時代に先輩から譲ってもらったベース。ブラジョン(ルイス・ジョンソン)が好きでベースを始めた自分に取っては、この個体がまさに「原点」である。正確な音が出るよりもとにかく自分の右手親指をひたすら打ちつけ続けていた瞬間を思い出す。今はオールドらしいオレンジに焼けたネックが満足感をもたらせてくれる。塗装を修繕してからしばらく触らなかったが、触ってビックリ。とんでもない音を出すベースになりました。2年ほど前まではライブでも使用していた。非常にクセのある音だが、このベースでしか出せない音色を持っている。


メーカー:Sadowsky
モデル:Metroline RV4-3TB
改造点:original
pickup:Sadowsky
preamp:Sadowsky

Sadowsky Metroline シリーズ。Made in Tokyo。Spectorを手にして間もなく見つけたが、迷うことなくAtlansia Stelth を下取りに出して購入。このベースはアルダーボディ。取り回しの良いディンキーシェイプで、軽く、持ったシルエットは自分の身長が伸びたかのようではあるが、スケールはもちろんレギュラーである。全く非の打ち所のない素直で良い音。硬く非常に粒の揃った出音。良い楽器はこうも違うのかと改めて感心した。Sadowskyプリアンプはブーストのみなのでライヴで2本使うときにはいろいろあるが、間違いなくオリジナルのまま使っていくことになるだろう。


メーカー:Freedom CGR
モデル:R.S.PB-4st
改造点:original
pickup:original

Nash、Crewsに引き続き購入。最近ジャズベの音に少々飽き気味。ブルーがかぶってしまっているが、自分はブルー系の楽器は好みなので全く問題なし。Warwick thumb、Spector NS2、Moon DJB、Kawai F series と実に4本の楽器をこれを入手するために下取りに出した。作りも鳴りもさすがに申し分ない。Nashよりも重厚な音。ベースはいくら試奏したところで、自分が所属するバンドの中で抜けてくるのかはやってみないと分からない。購入して試すしかない。吉と出るか凶と出るか、とは言え、増える一方でもライヴで使いそうもない楽器を整理できたことは大きかった。


メーカー:Crews Maniac Sound
モデル:Dusty Bottom' 54
改造点:original
pickup:original

OPBの音!!いーですわ。フェンダーUSAのオールドは100万クラス。フィンガーレストをブリッジ側につけるのはダサいし、ピックアップの上に指を乗せると、ボンドでかろうじて一体化しているピックアップは派手に分解して壊れるらしい。とは言え親指を乗せてミュートする技術を身につけるには最適。フラットワウンド弦を張ったシングル一発の音は信じられないくらいパワフルで色っぽい。Nashを買った直後で、出費的なことはまあいろいろ考えたが、買って正解。間違いなく他のどのベースでも出せないとんでもない野太い存在感ある音を出力する。いろいろなやり方の指弾きを練習していこうと思う。


メーカー:Fender USA
モデル:jazz1975
改造点:pickup交換、preamp取付、bridge交換
pickup:Wilde USA J-45
preamp:Moon Guitars JB-Active Circuit AC-1B Baltorini TCT
bridge:BADASSU

バンド活動再開時に新品で購入。オリジナルのまま使っていたが、だんだん音が気に入らなくなり、散々試行錯誤を重ねた上で、現在の構成に落ち着く。音色は非常に気に入っている。Moonのサーキット(Baltorini TCTプリアンプ)を入れた状態で一旦音の進化が見られたが、オリジナルピックアップにフラストレーションの源があることに気づくのにさらに2年以上。その後Baltorini⇒Wildeへの交換が大きな転機。指板カーブに合わせたマグネットの出っ張りが特徴。よく見てもらうと分かるが、8つではなく9つのマグネットが配置。音の粒が揃う感じが格段にアップした。


メーカー:Warwick
モデル:streamer bolt-on
改造点:neck交換
pickup:MEC(original)

一番手のかかったべース。ワンピースではなくボルトオン。入手当初からトラスロッドが限界で状態が悪かった。フレットを抜いてネックをすり合わせたが、いま一つ。散々探してセカイモン経由で何とか入手できたのがコルベットベース用のネック。合うかどうか戦々恐々だったが、ピタリと合致。一週間くらいは、何か固い感じの音(弦が新しかったせいもあるだろうが)を出していたが、ある頃から急に音が練れたような感じに変質。その後は常にライブのお供に連れ出している。「音がいいね」と言われる快感を初めてもたらしてくれた一本。


メーカー:Moon
モデル:JJ-4
改造点:original
pickup:Baltorini
preamp:Baltorini XTCT
bridge:BADASSU

PGM製。「青のムーンが欲しいな」、と漠然とは考えていたものの、「そのうち出くわすさ」と大した探索もしないまま、根拠のない確信のようなものだけを感じて過ごしていた時期に、近所の楽器屋のホームページを「今日は何かあるような気がする」と覗いた瞬間に目に飛び込んできたベース。閉店間際の時間だったが、あることを確認し取り置きにしてもらい、翌日の開店とほぼ同時にボンゴを握りしめて行った。追加出費はほとんどなく、ほぼ物々交換のような経緯。重いが、さすがムーンという出音と取りまわしの良さが気に入っている。


メーカー:Godin
モデル:Freeway5
改造点:preamp取付
pickup:Godin Passive PJ?
preamp:NOLL ELECTRONIC TCM2

Made in Canada。値段のわりに丁寧な作りが気に入り購入。楽器店の話だと日本にはまだ販売されていなく、現地買いつけで輸入してきた品だったそう。確かに流通量は少ない。トップの木目と艶消しっぽい仕上げが気に入っている。もともとはパッシブ仕様であったが、どうも音が細く弱いので、やはりこのベースにもプリアンプを入れた。プリアンプの効果で音は素直かつ太くなった。もう少し5弦がうまく使えるようになったら、ライブで使ってみたい。実はこのベース、もともとはYAMAHA BB-N5を探しているときに大久保で出会ったものである。


メーカー:YAMAHA
モデル:BB-G5
改造点:preamp取付
pickup:original
preamp:AGUILAR OBP-1

この雰囲気と言えば、ネイザン・イーストモデル。しかし本物はバカ高いし、一つ前の「BB-N5」に関しても流通量が少なく、値段も結構高い状態を維持している。上記の通り、もともとはYAMAHA BB-N5を探していたわけだが、そのときにGodinを購入してしまった後で出くわしたもの(よくある話。こうして楽器は増えていく)である。YAMAHAらしい質実剛健な音。元々のブリアンプが今イチですぐにAGUILARに交換。ピックアップは他社メーカと寸法もデザインも全く違うので(EMGのソープバーも合わない)、交換することなくこの状態で使っていこうと思っている。


メーカー:Steinberger
モデル:spilits
改造点:pickup交換
pickup:EMG BT

ある時に無性にSteinbergerが欲しくなり、いろいろ探したものの、Steinbergerが製造をほとんどストップしていた時期で、ヤフオクでこのspiritモデルしか出物がない状態だった。グラファイトのボディではなく木製。本物についているピックアップ(EMG-HB)をいろいろ手を尽くして入手(こちらは新式、ソルダレス)し、現在の形に落ち着いた。金属的で固い音が特徴。これは弦が死んで音がこもり出しても変わらない。軽いボディとEMGピックアップが影響しているのだろう。


メーカー:Horner
モデル:b2a
改造点:pickup交換
pickup:EMG BT

上のスピリットとほぼ同時期に購入。「黒と白を揃えたい」という単純な欲求からだった。Steinbergerの衰退によってEMG-HB自体も当時は流通がほとんどなく、ピックアップをめでたく交換できたのは購入後1年以上経過してから(こちらは旧式、ハンダ付け要)。音はスピリットとほぼ同じ。但し、こちらには赤のインジケータがついており(ピックアップ交換時にただのフェイクスイッチになってしまった。点灯はするが)、点けたり消したりは楽しい。Spiritより若干ネックが薄く三角形寄り。


メーカー:Josebass
モデル:1号機
改造点:pickup交換、preamp取付、bridge交換
pickup:stingray純正
preamp:Baltorini NTBT
bridge:Babicz FCH-4B

もともとはスティングレイ模造品(SX)。 入手したときに本物と音を比べたが、それなりの差がきっちり存在していた。フレットを抜きネックのロゴを作り替え、ペグを存在感あるものに換え、ピックアップをスティングレイ純正品に換え、タップスイッチをつけてパッシヴで使っていたが、低音に満足できず、プリアンプを付けることに。ブラックナイロン対応可能なようにフィンガーレストにアース加工を施している。TCTやXTCTは他のベースに使用していたので、目先を変えてNTBTに。同時にブリッジも交換。音の立ち上がりが数段よくなり、低音の表情も良く、満足している。


メーカー:Josebass
モデル:2号機
改造点:pickup新設、preamp新設、bridge新設
pickup:Kent Armstrong VJBF Vintage Jazz Bass
preamp:Nordstrand 3B-5a
bridge:BADASSU

自分で組み上げたベース。ネックはSHECTER、ボディはALLPARTS USA製。タイガーメイプルのトップ材がいい雰囲気を作り出している。オイル仕上げとした。ピックアップとプリアンプ、あるいはその双方の相性なのかもしれないが、昔持っていたアレンビックの音に似ている。何と言うか、低音のクセと高音のクセが違う感じ。エフェクターとの相性がいま一つ。チョッパーで弾くと、高音のプルはいい感じだが、低音の太さがまだまだ。弾き方の調整で慣れていこうと思う。